聖アウグスティヌス

聖アウグスティヌス


作品情報

制作年
1498
技法
モミ材パネルに絵画
寸法
67 × 39.5 cm

ストーリー

アウグスティヌスが亡くなったのは430年で、当時は眼鏡をかける人などいなかった。眼鏡が北イタリアに現れたのは13世紀の終わりごろである。1306年、フィレンツェのドミニコ会の説教師は、眼鏡を作る技術が生まれてまだ20年にもならないと信徒に語っている。このパネルが描かれた1498年には、眼鏡は読書人や学者のしるしとなり、画家たちは学識ある聖人にときおり眼鏡をかけさせた。ここでも司教の鼻には丸いレンズが二つのり、彼は緑の装丁の本を掲げ持ち、書見台にはもう一冊が開かれている。宝石で飾られたミトラをかぶり、薄紅の衣の上に深い緑のコープをはおって、赤いクッションを置いた木の長持に腰かけている。頭上の棚には、ほかの本が平積みにされている。

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