
聖チェチリアと聖女の生涯の場面
作品情報
ストーリー
この板絵は、場面を追って「読む」ためのものだった。中央の広い玉座に聖チェチリアが座り、書物と殉教者の棕櫚を手にする。その周囲を八つの小さな場面が順に取り囲む。物語はローマでの婚礼の宴から始まり、彼女は貴族ウァレリアヌスと結婚する。彼女は夫に貞潔に生きるよう、そしてキリスト教徒となるよう説き、天使が二人を花で飾る。続いて彼女はウァレリアヌスとその弟ティブルティウスに教えを説く。残りの区画は伝説を終わりへと導く。チェチリアはローマの長官アルマキウスの前に引き出され、煮えたぎる湯の風呂に入れられても歌い続けたと伝えられ、最後に斬首される。金地と整然と区切られた枠は、1300年ごろのフィレンツェの祭壇で物語がどう語られたかを示している。この板絵はかつてフィレンツェのサンタ・チェチリア聖堂にあり、1844年にウフィツィに入った。
