
Francisco de Zurbarán · PD
ポルトガルの聖エリザベト
作品情報
ストーリー
スルバランは、まるで自分の時代のセビリアの街で出会ったかのように聖女たちを描いた。この14世紀のポルトガル王妃も、1630年代の高貴なスペイン女性の装いをまとう。重い錦の衣、レース、堂々とした立ち姿である。裾には薔薇を抱えていて、そこに彼女の物語がある。ポルトガルのイサベルは、夫であるディニス王が禁じたにもかかわらず、こっそりとパンや金を貧しい人々に施していた。ある時、王が衣の襞に隠したものを見せよと迫ると、隠したパンの代わりに、冬のさなかだというのに薔薇が現れた。1325年に夫を亡くしたのち、王妃は財産を手放し、コインブラのクララ会に入って修道女として生涯を終えた。




