
Didier Descouens · PD
聖ゲオルギウス
作品情報
ストーリー
15世紀半ばのパドヴァで、若きマンテーニャは古代彫刻に取り憑かれていた。掘り起こされたローマの遺物を研究し、人物を石像のように硬く、輪郭を刃物のように鋭く描いた。この小さな板絵の聖ゲオルギウスも、足もとに倒れた竜と、折れた槍の柄を手にして立つ。石を刻んだような衣のひだ、真珠を垂らしたアーチの装飾、遠くに続く街道とゆく旅人まで、指の先ほどの画面に精密に描き込まれている。竜の血はまだ槍に残り、勝利の直後の静けさがそこにある。




