
聖ウルスラと乙女たち
作品情報
ストーリー
聖ウルスラは伝説によれば、若い女性の一団とともに巡礼に旅立ち、ケルンで彼女らとともに殺されたブリテンの王女である。ここでは外套の下に侍女たちをかばって立ち、1456年ごろとされる小さな信心用の板絵に描かれている。異例なのは、そこに結びついた名前だ。伝統的には、ボローニャのクララ会修道女で絵も描き、のちに聖女カタリナ・デ・ボローニャとして列聖されたカテリーナ・ヴィグリに帰されてきた。この種の絵を手がけたとされる、同世紀のごく数少ない女性の一人である。ただし帰属は定まっていない。彼女の筆を疑い、ほぼ同じころヴェネツィアで活動していた若きジョヴァンニ・ベリーニを代わりに挙げる研究者もいる。彼女がこの聖女に心を寄せ、ウルスラを一度ならず描いたことは知られている。