
Eugène Louis Boudin · PD
コードベック=アン=コーのセーヌ川
作品情報
ストーリー
ブーダンが画面左下に書き込んだのは、署名と「89」という年、そして「コードベック」という地名でした。英仏海峡の浜辺や港を描き続けた画家にとって、セーヌ川をさかのぼる旅はまれなことで、ル・アーヴルのアンドレ・マルロー近代美術館も、キユブフやコードベック、ルーアンへの旅を例外的なものとしています。コードベック=アン=コーは、ルーアンと河口のあいだにある小さな川沿いの町です。対岸から眺めた家並みが水辺に連なり、屋根の上にはフランボワイヤン様式のゴシック建築、ノートルダム教会の塔と尖塔がそびえ、両側には木々に覆われた丘が迫ります。翌1890年、この絵はル・アーヴルの美術愛好家協会の展覧会に出品され、1912年に市が美術館のために購入しました。




