羊を連れ戻す羊飼いの娘

Camille Pissarro · PD

羊を連れ戻す羊飼いの娘


作品情報

アーティスト
カミーユ・ピサロ
制作年
1886
技法
油彩
種類
絵画
寸法
46 × 38 cm

ストーリー

カミーユ・ピサロがこの場面を描いたのは1886年、当時暮らしていた田舎町エラニーでのことです。同じ年、彼はパリで開かれた最後の印象派展に加わり、若いスーラの点描の技法で仕上げた画布を出しています。いっぽうこの絵はというと、羊飼いの女が群れを見る者のほうへ追い立て、背景には素朴な家々と緑がひろがる、静かで田園的な情景です。この一枚の画布には、のちに痛ましい来歴が加わります。第二次世界大戦中、ドイツによるフランス占領下で、この絵は持ち主だったユダヤ人実業家ラウル・メイエの手から奪われました。戦後、それはオクラホマ大学へと渡ります。メイエの娘でホロコーストの生還者レオーヌ=ノエル・メイエは、長年その返還を求め、この長い係争が決着したのは2021年でした。絵は今、オクラホマ州ノーマンのフレッド・ジョーンズ・ジュニア美術館にあります。

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