
嵐の中の船
作品情報
ストーリー
画面左下、波間に黒い樽が浮いていて、その腹にLBという二文字が流れるような筆記体で書かれています。ルドルフ・バックホイゼンの署名です。エムデンから出てアムステルダムで海景画家になった人で、荒天の海を描かせたら並ぶ者がいないと言われました。
制作は1669年。国の文化財目録はこの年を動かさず、寸法を67かける80.5センチと記しています。ほかの資料には1667年とするものも少なくありません。フィレンツェに来たのはずっと後です。フランスによって15年間も領国を離れていたトスカーナ大公フェルディナンド3世は、1814年に戻り、1823年にこの嵐を宮殿のために買いました。その翌年に亡くなっています。




