
Eugène Louis Boudin · PD
オンフルール港の船
作品情報
ストーリー
ブーダンは1824年、オンフルールに船乗りの息子として生まれた。この板絵の1856年という年は、ル・アーヴル市の奨学金でパリに学んだのち、故郷の海辺に戻ってきたころにあたる。当時のオンフルールはまだ荷を上げ下ろしする働く港で、のちに彼の名を高めることになる海水浴客と日傘の群れは、ノルマンディーの浜にまだ現れていない。
板は縦20センチ、横26センチほどしかなく、港まで持ち出してその場で描くための寸法である。二年後、彼はル・アーヴルで17歳のモネと出会い、外に出て描くようねばり強く説くことになる。この一枚は、プリンストン大学で美術史を教えたフランク・ジューエット・メイザーの遺品から、夫人の寄贈として大学の美術館に入った。




