
Sailko · PD
ベルリオーズ広場
作品情報
ストーリー
作曲家エクトル・ベルリオーズは1869年、パリのカレ通りで亡くなった。半世紀近く後、ヴュイヤールは同じ通りに住み、その窓の下には、ベルリオーズの名を冠した庭のある小さな広場が広がっていた。1915年、第一次世界大戦が二年目に入った年に、彼はこの広場を上から見下ろして描いた。美術館はこれを「習作」と呼ぶが、幅は二メートルを超える。紙に膠絵具で描かれ、のちにカンヴァスに貼り付けられた。視線は柵を越え、暗く茂る木々を抜けて、黄色いタッチが散る高い集合住宅の正面へと届く。この絵は画家の姪の夫ジャック・サロモンが所有し、彼がフランス国立美術館に寄贈した。1946年に東部の都市メスの美術館へ寄託され、2012年までそこにとどまったのち、オルセー美術館に移った。




