
Michael Pacher · PD
聖バルバラ
作品情報
ストーリー
1953年12月、ウィーンはまだ四つの占領国に分割されていた。そのさなかにベルヴェデーレは、オランジェリーにオーストリア中世美術の新しい美術館を開き、この板絵も最初から展示された。同じ年にウィーン美術史美術館から移管されたもので、美術史美術館は1933年にこれを取得している。それ以前はインスブルックの個人コレクションにあり、さらにメラーノの美術市場を経ていた。ベルヴェデーレはこれをミヒャエル・パッハーの工房作とし、制作を1480年から1490年ごろとする。親方自身がどこまで筆をとったのか、そもそも関わったのかは、わからないままだ。聖バルバラは半身像で冠をいただき、赤みがかった長い髪を赤い衣と緑のマントに垂らして、重たげなまぶたを手にした白い塔へと伏せている。現在は同じ宮殿群の中の旧厩舎棟に展示されている。