下絵師パラヘテプが奉納したタウエレト小像

下絵師パラヘテプが奉納したタウエレト小像


作品情報

アーティスト
作者不詳(エジプト・ラメセス時代)
制作年
-1242
技法
彩色木
種類
彫刻
寸法
41 × 17 cm

ストーリー

タウエレトの名は「偉大なる者」を意味する。頭と胴はカバ、背中と尾はワニ、足はライオンで、どれも子どもを激しく守ることで知られる動物だ。この女神には神殿も巨像もなかった。家のなかで、粘土や木の小さな像として祀られ、生まれたばかりの子を守り、子宝を授けると信じられていた。

王墓職人の村デイル・エル・メディーナでは、多くの家の表の部屋に、低い壁と数段の階段が付いた日干しれんがの高い台が設けられ、家の守り神ベスの姿が描かれていることもあった。1920年代に始まるフランス隊の発掘以来、その用途は議論が続いている。家の祭壇だったのか、出産のための寝台か、寝る場所か、時によってそのすべてだったのかもしれない。

博物館の記録によれば、この木の像を奉納したのはパイの息子、下絵師パラヘテプである。王墓の壁に場面を描き出すことを仕事とした村の男の一人だった。

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