キリストの受難の物語

キリストの受難の物語


作品情報

制作年
1332
技法
テンペラ・板
種類
絵画
寸法
71.5 × 112 cm

ストーリー

この板絵が語るのは、物語の後半だけです。六つの場面はすべてキリストの死のあとの出来事で、左上から反時計回りに、十字架降下、哀悼、復活、冥府への降下、昇天、聖霊降臨と読んでいきます。1958年、美術史家フェデリコ・ゼーリは、これをリミニ市立博物館にある、死の前の出来事を描いたよく似た板絵と結びつけました。まだ見つかっていないほかの部分とあわせて、二枚はかつて、リミニから少し内陸に入ったヴィッラ・ヴェルッキオのフランチェスコ会修道院で、祭壇の背後を飾る彩色の背障をなしていたのです。

どちらの板にも磔刑の場面はありません。物語の前半と後半をつなぐその場面は、二枚の上か中央にある別の区画に描かれていたはずで、いまも見つかっていません。

美術館はこの作品をリミニの画家ジョヴァンニ・バロンツィオの周辺の作とし、1325年から1340年ごろの制作としています。ローマでロシアの収集家グリゴーリー・ストローガノフ伯爵の手にあり、のちにヘンリエッテ・ヘルツの所蔵となって、1915年に彼女の遺贈により国のものとなりました。

読んだことについて、何でも聞いて。アプリを入手。