
Cesare da Sesto · PD
東方三博士の礼拝
作品情報
ストーリー
チェーザレ・ダ・セストはミラノの画家で、レオナルド・ダ・ヴィンチの周辺で学び、柔らかな顔立ちと溶け合うような陰影を師から受け継いだ。だが彼の生涯は旅人のそれだった。イタリア半島を巡り、ローマではラファエロと交わり、1516年ごろにはシチリア島の南端メッシーナにいた。故郷ロンバルディアからは遠く離れた地である。そこで彼は、サン・ニコロ・デイ・ジェンティルオーミニ聖堂の主祭壇画として、この《東方三博士の礼拝》を描いた。彼の最高傑作とされ、一人の画家がレオナルドの遺産と、ラファエロに見た明晰な秩序とをどう結び合わせたかがうかがえる。絵は数百年のあいだメッシーナにとどまった。1799年にイエズス会が解散させられると、ナポリのブルボン王家の収蔵品となり、今もそこに伝わっている。
