
Salomon Koninck · PD
東方三博士の礼拝
作品情報
ストーリー
バルタザールは日傘の下に立ち、その上にベツレヘムの星が輝いている。サロモン・コーニンクが1650年ごろアムステルダムで描いたこの夜の礼拝図では、深い闇のなか、温かな光が幼子の上にかがみこむマリアに集まり、王たちと従者は半ば暗がりに沈む。黄金、乳香、没薬を携えた王たちの行列はゆっくりと進む。こうした光と闇の扱いはレンブラントに近く、コーニンクの作品がレンブラントの名で売られたこともあった。一方、メルキオールとカスパールの重いマントの裾を小姓が持ち上げる姿は、ルーベンスが始めたアントウェルペンの絵画の伝統に由来する。コーニンクの父はアントウェルペン出身の金細工師だった。
