
羊飼いの礼拝
作品情報
ストーリー
礼拝の場面をかこんで、さらに八人の姿が灰色で描かれています。ザンガロラスは黒と白を混ぜて、版画のように見せました。実際にもとは版画で、竪琴のダヴィデ、石板を持つモーセ、イザヤ、戴冠したソロモンの四人は、ローマにあるフェデリコ・ズッカリの壁画をうつしたコルネリス・コルトの銅版画から来ています。地中海一帯の工房を回っていた種類の一枚です。そのまわりには、象徴を伴う福音書記者たちがいます。
仕掛けの下の技法はビザンティンのままで、板に卵テンペラ、金箔を置いています。描かれたのはまだヴェネツィア領だったコルフ島、1688年から1700年のあいだで、それ以上は絞れません。画家の生没年も分かっていません。右下の聖マルコが連れている獅子は、ヴェネツィア領では国の紋章でもありました。