マクセンティウスのバシリカとサンタ・フランチェスカ・ロマーナ教会

Canaletto · PD

マクセンティウスのバシリカとサンタ・フランチェスカ・ロマーナ教会


作品情報

アーティスト
カナレット
制作年
1755
技法
油彩
種類
絵画

ストーリー

若いカナレットが1719年か1720年ごろローマでこの廃墟を素描したとき、ここをマクセンティウスのバシリカと呼ぶ人はまだいなかった。19世紀の初めまで、左手の巨大なれんがのアーチは、フラウィウス朝の皇帝たちがエルサレムでの勝利を記念して建てた平和の神殿だと考えられていたのである。右端には17世紀に造られたサンタ・フランチェスカ・ロマーナ聖堂の白っぽいファサードがのぞき、塀の向こうには中世の鐘楼がそびえる。隣の修道院には、画家が故郷ヴェネツィア風の煙突を描き足した。油彩画そのものは素描からずっと後に描かれたもので、誰の筆かはいまも議論が続く。甥のベルナルド・ベロットとする研究者も、工房作とする研究者もいるが、美術館は現在カナレット本人の作とみる立場に傾いている。この絵は1908年、同じ大きさの小さなコロッセオの景観図とともにロンドンで購入された。助言したのは、ミラノのブレラ美術館の館長エットレ・モディリアーニである。

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