
Jacob Jordaens · PD
豆の王様
作品情報
ストーリー
十七世紀のフランドルで祝われた、一月六日の公現祭の夜である。菓子のなかに豆を一粒仕込み、それを当てた者がその晩の王になった。王が杯を口へ運ぶたび、食卓の全員が声をそろえて囃し立て、ともに飲み干す。ヨルダーンスはこの主題を生涯に少なくとも六度描いている。ここでは宴が乱痴気騒ぎ寸前まで来ていて、紙の冠をかぶった王が乾杯し、おびえた子どもが泣き、卓のかたわらで用を足す者までいる。こうした場面では、画家はしばしば自分の家族や奉公人をモデルにした。画面の上方にはラテン語の格言が記され、酔った者は狂人とほとんど見分けがつかないと戒めている。




