愛される者

Dante Gabriel Rossetti · PD

愛される者


作品情報

制作年
1865
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
76.2 × 82.5 cm

ストーリー

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの絵の多くは、画面いっぱいに夢見る一人の女性を描く。だがこの作品は群像である。ベールを持ち上げる花嫁を囲む六人の姿は、旧約聖書『雅歌』に由来する。ロセッティは全体を色彩を軸に組み立てた。花嫁の赤い髪と白い肌が中央に置かれ、その周りを侍女たちのより濃い髪と肌が縁取り、手前には薔薇を盛った杯を持つ黒人の少女がいる。1864年、ロセッティはパリでマネのアトリエを訪ね、そこには物議をかもした《オランピア》がまだ画架にあった。淡い肌の女と暗い肌の侍女を対比させたあの絵である。彼のモデルには当時のロンドンに実在した人々が幾人もいて、後方に顔をのぞかせるのはジャマイカ生まれのファニー・イートンだ。

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