聖母の死

聖母の死


作品情報

制作年
1500
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
57.5 × 76.8 cm

ストーリー

1500年頃のネーデルラントでは、人は自宅で最期を迎え、臨終には誰もが知る決まった手順があった。画家は聖母の死を、まさにその暮らしのなかに置いている。部屋は当時の人々が見慣れたもので、赤いカーテンの天蓋付き寝台、暖炉の火、鉛の枠に小さなガラスをはめた窓、クッションを置いた長椅子、色とりどりのタイルの床がある。使徒たちは、実際の死の床で司祭や家族がしていたことを行っている。ヨハネはマリアの手に火のともったろうそくを握らせる。信仰のしるしとして、死にゆく人に持たせたものだ。ペトロは聖水をまく撒水器を掲げている。ほかの者は祈ったり本を読んだりし、扉の近くでは一人の使徒が香炉を提げている。開いた扉と長椅子の上の窓からは、通りの向かいに建つ家々の薔薇色の壁がのぞいている。

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