
Eugène Delacroix · PD
十字架降下
作品情報
ストーリー
1864年2月、ドラクロワの死から半年後、アトリエに残っていたものがすべてパリで競売にかけられ、素描には売り立ての前に彼のイニシャルの印が押されました。印はかなり無差別に押されたため、その印のある紙のなかには、のちに別人の手になるものとわかった作品もあります。この小さな《十字架降下》もその競売を通りました。1897年、パリの画商シャルル・ゼーデルマイヤーがボストンのジョサイア・ブラッドリーに売り、1903年にブラッドリーの遺贈によってドラクロワの名で美術館に入りました。現在、美術館はこれを追随者の作とし、1860年代のものとしています。ペンとインクの素描の上から油彩で描かれた紙の作品で、のちに板に貼られており、横幅は50センチにわずかに足りません。