
気前の良い助手
作品情報
ストーリー
1785年、ブラウンがこの小さな銅板画に署名と年記を入れたその年に、皇帝ヨーゼフ2世はこれを宮廷絵画館のために買い上げました。絵画館は当時、ベルヴェデーレ宮殿の上宮に置かれていました。いま、この絵が掛かっているのと同じ建物です。絵画館は1781年から一般に公開されており、その展示はバーゼル出身の銅版画家で美術商のクリスティアン・フォン・メッヘルが新たに組み直したものでした。場面そのものは一世紀以上さかのぼり、17世紀オランダの室内画を思わせます。レースの襟の若い男が、明るいサテンの服の女性に身をかがめ、二人は指のあいだに一本の糸を持っています。そばのテーブルには毛糸のかごがあります。まわりにはガラスのシャンデリア、テーブルに掛けられた模様入りの絨毯、ガラスの覆いをかぶせた置き時計と、裕福な家の調度が並びます。小さな犬が二人のほうへ駆け寄ってきます。
