
Canaletto · PD
大運河
作品情報
ストーリー
1730年代、カナレットのいちばんの顧客は、ヴェネツィアに住み、彼の風景画を旅行中の貴族たちに取り次いでいたイギリス商人ジョゼフ・スミスでした。カナレットは彼のために、大運河沿いの12点の連作を描いています。1735年から1740年ごろのこのカンヴァスはそのうちの一点を繰り返したもので、4点ひと組の一枚です。視線は運河を下り、カ・フォスカリの立つ曲がり角へと向かいます。15世紀に総督フランチェスコ・フォスカリのために建てられたこの宮殿は、二つの水路を同時に見渡す位置にあります。美術館によると、カナレットは景色ごとに最良の切り取り方を見つけ、必要とあれば複数の視点をつなぎ合わせて、一度のまなざしでは収まらない広いパノラマに仕立てました。




