
Canaletto · PD
サンタ・マリア・デッラ・カリタからサン・マルコ湾岸までのグランド・カナル
作品情報
ストーリー
この絵は、一日のうちのある時刻の光を軸に組み立てられています。手前に建つサンタ・マリア・デッラ・カリタ教会のゴシック様式の正面に暖かな陽が当たり、その壁に、隣にある信心会の建物スクオーラ・デッラ・カリタの影が、尖塔の形まで鋭く映っています。その先で大運河は、ドゥカーレ宮殿の前に広がる水面、サン・マルコ湾へと開けていきます。注文主は、同じ部屋に掛かる「サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場」も依頼したルッカの商人ステファノ・コンティで、この連作は1726年6月に完成しました。カナレットがこれほど丁寧に光を当てた教会は、約80年後には教会ではなくなります。ナポレオン時代に建物は美術アカデミーに引き渡され、現在はアカデミア美術館になっています。




