
Andrea Mantegna · PD
幼い聖ヨハネのいる聖家族
作品情報
ストーリー
1500年ごろ、アンドレア・マンテーニャはマントヴァの領主ゴンザーガ家に宮廷画家として仕えてすでに30年以上、七十に近づいていた。この小さな信心のための絵は、その晩年の作にあたる。彼はこのころ、木の板ではなく目の細かい麻布に膠テンペラで描くことが多かった。布のほうが安く、丸めて持ち運べるほど軽かったからだ。時の流れはこの絵にやさしくなく、擦り切れた画面は、どこまでが本人の手によるものかを研究者がいまだに論じ続ける理由のひとつになっている。幼い洗礼者ヨハネに目をとめてほしい。彼は幼子キリストのほうを指さしている。その脚に巻きついた巻物には、かつて洗礼のときに彼が語った言葉、エッケ・アニュス・デイ、見よ、神の子羊、と記されていた。




