花の騎士

花の騎士


作品情報

制作年
1894
技法
カンヴァスに油彩
寸法
235.5 × 374 cm

ストーリー

1894年のサロンに出品されたこの大作は、ワーグナーの楽劇『パルジファル』に取材している。それまで凄惨な歴史画で知られていたロシュグロスは、ワーグナーを崇拝する象徴派の洗練された世界に近づこうとしていた。騎士が歩むのは魔術師クリングゾルの魔法の園だ。牡丹やアイリス、薔薇を髪に飾った花の乙女たちが取り囲むが、彼の視線はその向こうに向けられている。批判を予想したのか、画家は同年6月2日の『ジュルナル・デ・デバ』紙で、台本からあえて離れ、理想に恋するがゆえに誘惑に動じない人間という場面の本質を描いたと説明した。批評家たちも最後には称賛し、国はこの絵をリュクサンブール美術館のために買い上げた。

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