
召喚された王フェルナンド4世の最期
作品情報
ストーリー
1312年、カスティーリャ王フェルナンド4世は、否認するカルバハル兄弟をハエン近郊マルトスの岩山から突き落として処刑した。二人は落ちる前に、30日以内に神の法廷に出頭せよと王に言い渡す。期限の9月7日、王はハエンの寝室で死んでいるのが見つかった。誰も臨終に立ち会っていない。26歳だった。これを伝える年代記が書かれたのは、事件から30年ほどのちのことである。
カサード・デル・アリサルがこの場面を描いたのは1860年のローマで、当時かの地にいたドイツのナザレ派の硬く明晰な描き方がそのまま出ている。兄弟は赤い十字の入った経帷子姿で立ち、一人は天を指し、一人は砂時計を持つ。王の剣は緑の鞘に収まったまま、寝台の足もとに立てかけられている。

