
聖ペトロの解放
作品情報
ストーリー
真夜中の牢獄で、天使がペテロを起こしている。『使徒言行録』によれば、ヘロデ王はペテロを鎖につないで投獄したが、夜に天使が現れて彼を外へ連れ出した。ヘンドリック・テル・ブリュッヘンは二人の顔を触れ合いそうなほど近づけて描いた。天使は老人の胸に手を当てて上を指さし、ペテロはおびえた顔で、鎖のついた両手を固く組み合わせている。署名と1624年の年記は、画面上方の天使の肩のそばにある。1931年まで、この絵はコペンハーゲンで別の画家、イタリアのグイド・レーニの作とされていた。持ち主はデンマークの廷臣アダム・ゴットロープ・モルトケ伯爵とその子孫で、アマリエンボーの邸宅に置かれていた。のちにテル・ブリュッヘンの作と認められ、1963年、マウリッツハイス美術館がレンブラント協会の支援を受けて購入した。




