
Hubert Robert · PD
洞窟の入り口
作品情報
ストーリー
ユベール・ロベールがこの洞窟を描いた1784年、フランス革命まではあと五年だった。この絵は六点からなるイタリア風景の連作の一つで、ルイ十六世の弟アルトワ伯が、パリ郊外の遊興用の館にある瀟洒な浴室のために注文したものである。連作全体を貫く水の主題はそこから来ている。ロベールはイタリアに11年暮らし、その遺跡を知り尽くしていたが、ここでは正確さを求めず、記憶を自由に混ぜ合わせた。画面は縦に長く狭く、光は洞窟の口から差し込んで小さな人影を照らす。この情景はナポリ湾の海食洞、グロッタ・デル・トゥオーノに由来すると考えられている。
