
アムステルダム、ダム広場の新教会と市庁舎
作品情報
ストーリー
新教会の端にあるずんぐりした灰色の石の塊は、100メートルを超えるはずだった塔の、実際に建てられたすべてである。礎石が置かれたのは1647年。ところが1652年に旧市庁舎が焼け、同じ年にイギリスとの戦争も始まって資金はほかへ回り、1653年に工事は止まった。代わりに建てられた新市庁舎、いまの王宮が、この絵のもう半分を占めている。イサーク・アウワーテルは1780年代、まだ運河だったニーウェザイツ・フォールブルフワルから、二つの建物を並べて描いた。手前には柵が横切り、水辺では長い竿を持った男が水底をさらっている。着飾った男女が犬を連れて通り過ぎ、教会のそばでは荷馬車が待つ。運河は1884年に埋め立てられ、アウワーテルが立っていた通りは、いまではまったく違う姿をしている。
