
画家ハンス・ブルクマイアー(父)と妻アンナ(旧姓アラーライ)
作品情報
ストーリー
この二人の肖像に1529年5月の年紀が入れられたとき、ハンス・ブルクマイアーは56歳、妻アンナは52歳で、画家は画面上部の銘に二人の年齢を書き込んだ。二人はまっすぐこちらを見つめ、アンナが掲げる凸面鏡には、二人の顔が二つの髑髏となって映っている。上の韻文はアウクスブルクのドイツ語で、はっきりとこう言う。われら二人の姿はかくありき、されど鏡の中にはこれのみ。鏡そのものにも「汝自身を知れ」「おお死よ」の言葉がある。長いあいだこの板絵はブルクマイアー自身の作とされてきたが、そこには年下の同郷人ルーカス・フルテナーゲルの署名があり、美術館は失われた原作を繰り返したものかもしれないと考えている。ブルクマイアーは二年後の1531年に世を去った。