
画家ヨーゼフ・ローザ
作品情報
ストーリー
1776年、マリア・テレジアと共同統治者であった息子ヨーゼフ2世は、手狭になったホーフブルク宮殿のシュタルブルクから、帝室の絵画コレクションをベルヴェデーレ上宮へ移すことを決めた。その移転を任されたのが、この肖像の人物、ウィーンの風景・動物画家で当時ギャラリーの館長を務めていたヨーゼフ・ローザである。彼は作品を流派ごとに掛け始めたが、その配置はまもなくバーゼルの美術商クリスティアン・フォン・メッヒェルによる新しい展示に取って代わられた。1781年からは一般の人々も展示室を見学できるようになる。マルティン・クノラーは1791年、65歳前後のローザを描いた。青い上着にフリルのシャツをまとい、画帳の上でペンを手にし、背後には木立の風景が広がる。この肖像は1804年に帝室のコレクションに入り、いまは、かつてローザが絵で満たしたベルヴェデーレ上宮に掛かっている。