
金持ちとラザロのたとえ
作品情報
ストーリー
このたとえ話はルカによる福音書にあります。紫の衣をまとって毎日宴を開く金持ちがおり、その門前には、できものだらけのラザロという貧しい男が横たわって、食卓から落ちるものを欲しがっていました。犬までがやって来て、そのできものをなめました。死後、ラザロは天使たちによってアブラハムのふところへ運ばれ、金持ちは苦しみの中に置かれます。
画家は慣例どおりの構成に従い、手前の戸口には犬たちに囲まれた半裸のラザロ、奥には食卓で給仕を受ける金持ちを描いています。美術館はこの絵を疑問符付きでヤコポ・バッサーノの作としています。彼自身によるこのたとえ話の作品は、1550年ごろ幅2メートルを超えるカンヴァスに描かれ、クリーヴランドにあります。こちらは縦55センチ、横43センチの小品で、1555年から1560年ごろのものとされます。右上にはLの一文字が記されています。