
Paul-Jacques-Aimé Baudry · PD
真珠と波
作品情報
ストーリー
浜辺の岩に裸の女が身を横たえ、肩ごしにこちらを振り返る。真珠や貝、寄せる波は、海から生まれた女神ヴィーナスをほのめかしている。パリ=ジャック=エメ・ボードリーがこれを描いたのは1862年、第二帝政期のことだ。翌1863年のサロンで大いに称賛される一方、あまりに官能的で慎みに欠けると手きびしい批判も浴びた。同じ年のサロンは、落選作の多さから名高い「落選展」を生んだ、揺れる年でもあった。絵は皇后ウジェニーが買い上げ、のちにコレクターのラモン・デ・エラスの遺贈でプラドに収まった。
