池

Victor Borisov-Musatov · PD


作品情報

制作年
1902
技法
tempera
種類
絵画

ストーリー

ボリソフ=ムサトフがこの《水辺》を描いたのは1902年、サラトフ近郊のズブリロフカという、すでに荒れはてた貴族の領地でのことだった。静かな水のほとりに立つ二人の女性は、彼にもっとも近しい人たち、姉のエレーナと、翌年に結婚することになる婚約者のエレーナ・アレクサンドロワである。描かれているのは、静かに消えつつあった古いロシアの貴族屋敷の、想像上の世界だ。その三年後には1905年の革命が起こり、画家自身も35歳で世を去った。テンペラで描いたため、空も水面もつや消しの、色あせた綴織のような質感をおびている。彼はロシア最初期の象徴主義の画家の一人で、「芸術世界」の運動に近い位置にいた。

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