
キリストの神殿奉献
作品情報
ストーリー
赤い帽子の男が、白い鳩を二羽、胸に抱えている。ヨセフであり、鳩は一家の捧げ物だ。ルカによる福音書は、両親が幼子を神殿に連れて行き、山鳩一つがいか家鳩の雛二羽を捧げたと記す。モーセの律法では、小羊を用意できない貧しい母親は、代わりに鳥二羽を捧げてよいとされていた。青緑のマントのマリアは、暗い色の布に乗せた裸の幼子を、重い赤い外套をまとった老シメオンに差し出している。1420年から1425年頃のこの画家は、神殿をゴシックの礼拝堂として描いた。リブ・ヴォールトの天井、二つのアーチの間に垂れ下がる彫刻の要石、そして金地を背にした菱形格子の窓。この出来事は毎年2月2日に聖燭祭として祝われ、ろうそくが祝別されるあいだ、聖歌隊が異邦人を照らす光について語ったシメオンの言葉を歌った。
