
Bernardo Bellotto · PD
ドレスデンの聖十字架教会の廃墟
作品情報
ストーリー
1765年まで、ドレスデンの旧市場広場には、高さ96メートルほどの聖十字架教会の塔がそびえていました。16世紀に築かれ、長く町の眺めを形づくってきた塔です。七年戦争さなかの1760年7月、プロイセン軍の砲撃で教会は炎上し、身廊と内陣は焼け落ちましたが、石造りの塔の下の部分は残りました。新しい教会の工事は1764年に始まります。ところが1765年6月、大雨で地盤がゆるみ、残っていた塔の一部がついに崩れました。
この絵が描くのは、そのあとの光景です。焼けただれた塔の右側に長いはしごが掛けられ、いちばん上の縁に小さな人影が立っています。中央の工事現場には切りそろえた石材が積まれ、シャツ姿の職人たちが働き、右手の日の当たる家並みの前には見物の人だかりができています。画面下の中央、新しい教会のために用意された石の上では、一組の男女が寄り添って腰を下ろしています。





