ノアの犠牲

ノアの犠牲


作品情報

制作年
1590
技法
油彩・カンヴァス
寸法
135 × 191 cm

ストーリー

創世記によれば、箱舟を出たノアは祭壇を築いて清い獣と鳥を捧げ、神は二度と洪水で地を滅ぼさないしるしとして雲に虹を置きました。ヤコポ・バッサーノの工房で16世紀末に描かれたこの絵では、その場面ははるか奥に小さく置かれています。燃え上がる祭壇のそばにノアがひざまずき、光の筋の中を神の姿が空を渡り、陸に残された箱舟の近く、丘の上に淡い虹がかかっています。手前を占めるのは農家の庭先です。ガチョウや鶏、ウサギ、猫のあいだに、赤い肉垂れのある七面鳥がいます。七面鳥はアメリカ大陸の鳥で、ノアの時代にいるはずはありません。16世紀のうちにスペインの船がヨーロッパへ運び、この絵が描かれた頃にはすでにヨーロッパの農家で飼われていました。作品は現在、イタリア首相府が置かれたキージ宮に貸し出されており、ボルゲーゼ美術館では見ることができません。

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