
セーヌ川、朝(サン=トゥアン)
作品情報
ストーリー
画面のほとんどが水です。向こう岸は遠くに細い帯として残るだけで、大きさは46センチと55センチの小さな絵です。場所はパリのすぐ北、サン・トゥアン。1886年のこの一帯には工場やガスタンク、石炭の荷揚げ場が並び、それでもパリの人々は同じ川面にボートを出し、泳ぎに来ていました。アングランが描いたのは、その朝の川です。翌年にはフィンセント・ファン・ゴッホが、すぐ近くのアニエールやクリシーの岸辺で制作していて、二人はこのパリの時期に面識がありました。ファン・ゴッホ美術館は2012年にオランダの宝くじの支援を受けてこの絵を購入し、2023年にはセーヌ川を主題にした自館の展覧会に出しています。