病気の子供

Gabriel Metsu · PD

病気の子供


作品情報

アーティスト
ガブリエル・メツー
制作年
1660
技法
油彩
種類
絵画
寸法
32.2 × 27.2 cm

ストーリー

メツーがこの小さな場面をアムステルダムで描いたのは1660年ごろ、この街が最後の大きなペストに襲われる数年前のことである。その流行は住民のおよそ十人に一人を奪った。母親は病んでぐったりした子どもを膝に抱いている。その姿は、キリストの亡骸を抱く聖母の古い図像をわざと踏まえ、ありふれた病室により深い悲しみの響きを添えている。子どもの黄色い服と母の赤いスカートが、灰色の部屋のなかで鮮やかに際立つ。壁には十字架のキリストを描いた小さな絵が掛かり、下で繰り広げられる苦しみに静かに和している。

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