アムステルダム、パレイスストラートのシンゲル運河の橋

George Hendrik Breitner · CC0

アムステルダム、パレイスストラートのシンゲル運河の橋


作品情報

制作年
1896
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
100 × 152 cm

ストーリー

1890年代のアムステルダムで、ブレイトネルは写真機を手に街を歩きまわっていた。画家としてはまだ珍しいことで、このシンゲル運河に架かる橋も、そうしたスナップから生まれている。見ればわかる。女性はまっすぐこちらへ歩いてくるし、画面は行き交う人や馬車を、偶然のシャッターのようにばっさりと切り取っている。湿って灰色に光る舗石は、一歩の途中で止まったかのようだ。ひとつ、途中で変わった細部がある。ブレイトネルははじめ、この女性を仕事着の女中として描いていた。ところが芳しくない批評を受け、彼を扱っていた画廊が、上品な貴婦人にしたほうがよいと考えた。こうして彼女は人ごみのなかを進んでいく。その背後には、急速にふくらんでいく都市のありふれた往来がある。馬が引く鉄道馬車、そして自分を見ている画家など気にもとめない通行人たちだ。

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