
Raphael · PD
キリストの変容
作品情報
ストーリー
この構図の原画は、ラファエロが最後に手がけた作品です。1516年、枢機卿ジュリオ・デ・メディチが南フランスのナルボンヌ大聖堂のために注文しましたが、1520年4月にラファエロが亡くなると、ローマで安置された遺体のかたわらにこの板絵が立てられ、結局フランスへは送られませんでした。原画は現在ヴァチカンにあり、高さは約4メートルあります。このカンヴァスは、その3分の1を少し超える大きさで原画を写したものです。上には山上でモーセとエリヤに挟まれ光の中に昇るキリスト、下には悪霊に取りつかれた少年を癒やせずにいる弟子たちという、物語の上下二つの場面がそのまま残されています。模写の作者も制作年も記録にありません。1890年、ヘンリー・エドワーズ夫人の遺贈によってボストン美術館に入りました。



