
Vassili Vladimirovich Pukiryov · PD
不釣り合いな結婚
作品情報
ストーリー
19世紀ロシアでは、財産のない娘が親ほど年の離れた官吏に嫁がされることが珍しくなかった。プキレフは1862年、教会での婚礼のその瞬間を描いて評判を呼んだ。年老いた花婿が指輪をはめさせようとし、若い花嫁は目を伏せ、涙をこらえる。1875年に画家自身が同じ構図で描いた作品が、いまミンスクにある。花嫁の背後で腕を組み、こちらを見据える立会人の青年は、画家自身を写したものとも言われる。花嫁の白いドレスと、司祭の手にする細い蝋燭の光だけが、重い空気のなかで際立っている。