
ヴェールのウェスタの巫女(トゥッキア)
作品情報
ストーリー
左手に持っているのは、ふるいです。古代ローマでウェスタの神殿の聖火を絶やさず守った巫女たちは、厳しい純潔を誓い、誓いを破れば生き埋めにされました。トゥッキアは無実の罪を着せられ、大プリニウスら古代ローマの著述家によれば、女神の助けを得て、不可能なはずの試練をやり遂げて潔白を示しました。テヴェレ川の水をふるいで汲んでみせたのです。コッラディーニがこの像をローマで彫ったのは1743年。美術館によれば、像は人々を驚嘆させました。物語のなかでヴェールは慎みと純潔のしるしですが、彼はそれを体の線、とくに胸が透けて見えるほど薄く彫り上げました。像は正面から見るように作られていて、背面は粗彫りのままです。それでも周りを歩くと、見る角度ごとに新しい姿が現れます。イタリア国家がこの像を購入したのは1952年のことです。