
William-Adolphe Bouguereau · PD
天使に囲まれた聖母
作品情報
ストーリー
1900年、パリでは万国博覧会が開かれ、電気と機械が新しい世紀の到来を告げていた。まさにその年、75歳のブグローはこの大きな《天使の女王》を描いた。主題はイタリア・ルネサンスの祭壇画そのままで、幼子を抱いた聖母が玉座に座り、二人の天使がひざまずいて香炉を揺らし、ほかの天使たちはヴァイオリンやリュートを奏でて礼拝している。このころ印象派から次に来る野獣派まで、前衛の絵画はすでにこの磨き上げられた学院派の手法に背を向けていた。ブグローは最後まで、澄んだ完璧な美という自らの理想に忠実だった。その五年後、1905年に彼は世を去る。




