
Lorenzo Lotto · PD
キリストの変容
作品情報
ストーリー
1512年ごろ、ロレンツォ・ロットはヴェネツィアではなく、マルケ地方の小さな町レカナーティで制作していた。少し前まで彼はヴァチカンでラファエロのそばで働いていた。サンタ・マリア・ディ・カステルヌオーヴォ聖堂のために描いたのが、この《キリストの変容》である。タボル山の頂でキリストが栄光のうちに現れ、両脇にモーセとエリヤが立つ。だが目を引くのは画面の下だ。ペテロ、ヤコブ、ヨハネの三人の使徒は、静かに見上げてはいない。まばゆい光に打たれて斜面を転げ落ち、体をよじり、腕で顔をかばっている。この板絵は今もレカナーティに残り、ヴィッラ・コッローレド・メルス市立美術館に収められている。




