
宿屋の前の旅人たち
作品情報
ストーリー
田舎の宿屋の前で、雑多な人々がくつろいでいる。男たちは草の上に座ったり寝そべったりしておしゃべりをし、荷馬車の高みに腰かけた女は物乞いを見下ろす。足の不自由な男は木のブロックで体を押し出しながら道を進んでいる。画家は画面下の中央に「Isack van Ostade, 1646」と署名しており、美術館もこの綴りを用いている。
その後この板絵は、パリとロンドンでも指折りの華やかなコレクションを渡り歩いた。収集家ランドン・ド・ボワセ、次いでベリー公の所蔵となり、1837年にはアナトール・デミドフが購入した。1868年にはハートフォード侯爵が10万4000フランを払い、絵は相続人リチャード・ウォレスに渡った。ウォレスの未亡人はのちにこれを、別のイサク・ファン・オスターデの作品と交換にアルフレッド・ド・ロスチャイルドへ譲った。その一枚はいまもロンドンのウォレス・コレクションにある。マウリッツハイスがこの絵を買ったのは1925年である。