
Eugène Louis Boudin · PD
トルーヴィルの港
作品情報
ストーリー
1883年2月、画商ポール・デュラン=リュエルはパリのマドレーヌ大通りに新しい画廊を開き、そのこけら落としをウジェーヌ・ブーダン一人に任せた。油彩だけでおよそ150点、ほかにパステルと水彩も並んだ。58歳にして初めての個展である。同じ年に描かれたのがこのトゥルーヴィルの港で、町の名を広めた日傘の並ぶ砂浜とは反対の側、トゥーク川の河口にあたる。漁船と沿岸帆船が舷を寄せ合って泊まる、働く水辺だった。ブーダンが最初にトゥルーヴィルに来たのは1861年で、それから生涯、ほとんど毎年この海岸に戻っている。




