
Edgar Degas · PD
ウクライナの踊り子たち
作品情報
ストーリー
1890年代の終わり、東欧の舞踊団がパリにやって来て、ムーラン・ルージュやフォリー・ベルジェール、モンマルトルのドガの住まいに近いブラスリーで踊った。ドガはそれまで40年近くバレリーナを描いてきたが、この踊り子たちはまるで別物だった。民族衣装を着て、髪に花とリボンを飾り、地面を踏み鳴らして踊る。ドガは彼女たちを「ロシアの踊り子」と呼んでいたが、衣装はウクライナのものを示しており、美術館もいまはそう題している。1899年、画家ベルト・モリゾの娘ジュリー・マネがアトリエを訪れ、ドガがこれらのパステルを「色彩の狂宴」と呼んだと日記に書きとめた。透写紙を使ったのは、人物を裏返して別の紙に写し、組み合わせを変えるためだった。この作品では下端に紙を一枚継ぎ足し、いちばん手前の踊り子のすねまで収めている。




