ウマルが竜を倒す

Daswanth · PD

ウマルが竜を倒す


作品情報

アーティスト
ダスワント
制作年
1577
技法
グワッシュ
種類
絵画
寸法
70 × 55 cm

ストーリー

この一葉は、インド美術でもとりわけ野心的な仕事の一つ、『ハムザナーマ』に属する。英雄アミール・ハムザの物語で、ムガル皇帝アクバルが1557年ごろに絵筆を命じたものだ。仕事はおよそ十五年と一つの工房を丸ごと費やし、布に描かれた大判の紙葉は千四百枚近くにふくらんだ。これほど大きいのには理由がある。誰かが物語を声に出して読み、あるいは語る傍らで高く掲げて見せた、絵の芝居のようなものだったのだ。ここでは、ハムザの知恵者の相棒ウマルが竜を仕留めている。この葉はダスワントの筆とされる。輿かきの息子で、アクバル自身が見いだして画家たちの筆頭にまで引き上げたが、若くして世を去った人である。ウィーンのこの美術館は、今に残る葉の大半を所蔵している。

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